第6次全国肺癌登録事業
2012年肺癌手術症例に対する登録研究
1. 研究の対象
呼吸器専門医認定修練施設または肺癌学会評議員所属施設において、2012年1月1日から2012年12月31日の間に肺癌と診断され、内科で治療を受けられた症例を対象とします。
2. 研究目的・方法
原発性肺癌の悪性度は高く、本邦における死因の第1位であり、日本国民の健康福祉の向上のために治療成績の向上が求められています。原発性肺癌の治療には外科治療のほかに、抗癌化学療法、放射線療法などがあり、大規模なデータベースによる治療成績の把握により、肺癌に関する研究ならびに診療の進歩・普及を図ることが肺癌治療の進歩のために重要です。
本研究の目的は、2012年の原発性肺癌内科治療症例の治療成績を把握することです。さらにその知見をもとに、今後の治療成績の向上に役立てる臨床研究を行い国内外に発信すると同時に、世界の肺癌治療の成績向上へも貢献することです。
カルテに記載されている一般的な診療情報を全国規模のデータベースに登録します。この研究は大阪大学医学部附属病院の倫理審査委員会の審査を受け、病院長が許可した上で実施しています。
3. 研究に用いる試料・情報の種類
臨床症状、血液検査結果、画像診断情報、病理診断情報、治療後の転帰・予後など、カルテに記載されている一般的な診療情報を登録します。
4. 外部への試料・情報の提供
データセンターへのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、当センターの研究責任者が保管・管理します。患者さんのお名前などの第三者が患者さんを識別できる情報がデータベースに登録されることはありません。
5. 研究組織
本登録研究への参加施設および研究責任者に関する情報は、肺癌登録合同委員会ホームページへ公開しております(https://haigan-touroku.jp)。
6. お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
新谷 康 (大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器外科学)
大阪府吹田市山田丘2-2(L5)
TEL:
06-6879-3152, FAX: 06-6879-3164
研究責任者:
吉野 一郎(千葉大学大学院医学研究院 呼吸器病態外科学)
研究代表者:
関根 郁夫(筑波大学 医学医療系 臨床腫瘍学)